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式根島ノ キャンプ場ニ 居リマス

2006.08

2006/08/04 ~ 16  今年の水はツメタカッタ。

8/4 お盆1週前の週末、夜11時発のサルビアで式根島に向かいました。夏の式根島は3年ぶりですが竹芝桟橋の混雑ぶりはあいかわらずです。早めに竹芝桟橋に行きチケットを買った後、近くの立ち飲み屋でちょっと一杯。

8/5 朝起きて甲板に出てみると。やはり....夏は乗せられるだけ人を乗せるので(定員オーバー?)席のない人たちは居心地のいい場所を自分で探してごろ寝することになります。席を確保するには早めの予約が必要です。

利島は傘をかぶっていました。利島に降りた人11人、乗った人大人4人、犬1匹。

式根島に到着。漁協にはメジマグロやカツオが水揚げされています。こんな魚に出会えたらいいけど...初日は無理でした。獲物はブダイと貝。

8/6 朝は霧に包まれていました。こんなことは初めてです。海水温が低くてそれ暖かい湿った空気が水面にぶつかって霧が発生するようです。

昨日の刺身をづけにしていたので朝はづけ丼。

釜の下へ漁に出かけました。今年あたらしく作った釜の下温泉は水の入れ替わりがないため白く濁り匂いも...ちょっと入れそうにありません。

ワタリガニの子供。大きければおいしくいただけるのですがちょっとかわいすぎます。タイドプールの中は水温が結構あるのですが外に出るとやはり20℃ない状態です。

魚を捕らずに帰ってきてしまったのですが今年はキャンプ場に魚を売りに来る人がいてそこで食料を調達しました。タカベとイカ。イカは三陸産だそうです。タカベ1匹50円、イカ一杯100円。タカベは6匹買ったら200円におまけしてくれました。

8/7 今日はすっきりと晴れ。風もなく絶好の遠出日和です。木の上から小猿たちが「魚とってこーい」と言っています。

さて、神引(かんびき)へ出漁です。神引のとっかかりまで大浦からは泳いで30分ほど。時間差で友人親子も神引へ。写真では二つ先の湾が大浦で手前が神引になります。(写真は神引展望台より)

4時間近く海にいました。カンパチを仕留めるつもりで出かけたのに会うことが出来ませんでした。 ハマフエフキ(子)、エソ、オジサン、シマアジ(子)、ブダイなど。 夕食の準備を中断して夕日を見ながら一杯。

今日はオジサンのタイカレーなど。シマアジは8切れの刺身になりました。小さくてもやはりうまい。

お手製のアンテナをつければワンセグでテレビが見られます。大浦は静岡の電波がギリギリ届くのです。今回はこのテレビが天候の判断に役立ちました。台風7号が紀伊半島沖で不穏な動きをしています。

8/8 夜半過ぎから雨が降ってきました。雷もなり続け上空を竜が吼えながら飛びまわっているよう。明け方には激しい雨が降りテントの下には水がたまってウォーターベッド状態。明るくなってから風も強くなってきたので起きてリビングテントに行ってみると見事につぶれてしまっていました。ポールが2ヶ所折れて、しかも折れたポールがテントを破ってしまっていました。穴の向こうに見える友人のタープも真っ二つになっていました。手近にある材料でポールの補修をしてテントを立ち上げることができましたが、買ってから3晩目にして壊れるとは...。

一日中雨が降っています。気温も23,4℃といったところ。暑くて使ってなかった七輪に火をつけます。雨は強くテントの中にいても生地を通して霧のような雨が降っています。 今朝の雨でテントを破壊された人とかテントの中がプールになった人とかが帰ったり民宿に避難したりでキャンプ場は随分人が減りました。

寝室として使っているテントも一ヶ所ポールが曲がっていたので補修。 台風は南と北の高気圧に挟まれる状態でとどまっています。 キャンプ場の退去命令がでる可能性も大きくなってきました。うちは雨の中テントをつぶして避難する判断をせずここで台風をやり過ごすことにしました。リビングテントを持っているロープすべてを使って補強します。

炭に火をつけたし今日は海にも入らなかったので焼き鳥。

8/9 迷走した台風7号は明け方に式根島を直撃しました。真上を通ったおかげで明け方は風も止んで静かだったのですが、そのあとの吹き返しが強くてポールが折れないようにと背中でテントを押さえて1時間ほど耐えました。

 

風向きがよかったのか海はそんなに荒れていません。さすがに泳いでいる人は見当たりませんでしたが。

午後には雨もやみ風も収まってきました。つぶれているテントも多くありますがうちのは耐え抜くことが出来ました。友人のテントはフライシートが破れてしまっていました。タープもテントも壊れてしまいましたがテントは上にシルバーシートをかけて補修して泊まれるようにしました。

あとは天候の回復を待つだけです。

雨も止んだので温泉とHPの雑記に無事のお知らせを書き込みに行きました。島の中もたいした被害もなかったようです。

風も止んだし昨日も海に入らなかったからね、ちょっと食料調達に1時間ほど。

かねてから興味のあったうつぼを食べてみようと思います。何年か前に食べたときには包丁が未熟で失敗したのですが今回は捌き方の下調べもしてきたし大丈夫...のはず。

青空も見えてきました。台風は房総半島をかすめて北東の海へ抜けていきました。

うつぼは煮付けにしてみました。皮もとっているので食べるとうつぼとはわからない状態です。やわらかくてアナゴのよう。あと皿うどん、アシタバのごまあえ。

8/10 朝からカレーうどん。今朝も霧が出ています。船が汽笛を何度も鳴らしていました。

昼ごろに海に入ったのですがはいってすぐの遊泳区域内でサメを捕獲。オオセという1mのサメ。人は襲わないのですがそのサザエを噛み砕くあごでかまれたら随分なことになるそう。5kgのはかりでは重さが量れませんでした。

ずいぶんおなかが大きいと思ったら卵を持っていました。オオセは卵胎生のようで二つの卵巣の中に鶏卵大の卵を5個ずつ持っていました。黄身のような卵の中にはすでに稚魚が育っていて動いていました。ちょっと心が痛む瞬間です。あとで食べればよかったとも思いましたが捌いているときにはそういう判断が出来ませんでした。

友人がジェットの午後便で来ました。今回は民宿素泊まり。 サメは湯引きにして酢味噌で、それとすり身にしてさつま揚げ風にしてみました。それとハコフグ。

8/11 薄曇り。閉じていることの多かったスクリーンタープを全開にします。台風で観光客が帰ってしまったりで島の中はガランとしています。

ウエットスーツを着ないで海水浴をしてみました。水中カメラのハウジングに入れる乾燥剤を忘れてきたので水の中につけると温度差でレンズが曇ってしまいます。

今日はゆっくりしました。夕食は友人家族といっしょにご飯です。なんか久しぶりです。ずっとお互いバタバタしてましたからねぇ。

8/12 霧の朝です。今日は友人が二組式根島に到着します。

港に迎えに行くと霧の中から船が現れました。お盆の週末ですので船は超満員。船にタラップを二つ付けてたくさんの人が降りてきました。

若い友人がサーフィン用のウエットスーツ買ったのは知っていたけどまさか魚突きをするとは思っていませんでした。今日着いた二人で島に着いて2時間後には海に向かっていきました。

こうやって見ると友人の息子たちはりっぱな島の子ですね。海で遊んでいても見ていて安心感があります。

海に行っていた二人が海から帰ってきました。二人ともうつぼを手にしています。始めてのつきんぼで獲物を手にした事になります。有望株か?!

新人つきんぼたちに後れを取ってなるものかと海に行ってまいりました。が、こんなものでした。左上からハコフグ、ブダイ、ハコフグ、メジナ、ブダイ。

今日は手巻き寿司。 うつぼはおろして皮まではいで煮魚のようにしてみました。見間違えそうですが左上は厚揚げ、左中が煮うつぼです。

8/13 今日も二人サルビアで来島。朝のうちは雲がありましたがすぐに晴れ。

カブのガソリンを入れに行きました。式根島はレギュラー205円/L!!。

ハイビスカスの赤とヒルガオの紫がちりばめられた夏のクリスマスツリーのような木があったのですが写真にはその感じを出すことが出来なかったようです。

今日着いたキャンパーでキャンプ場は随分な混み具合です。

なんと夕方近く海に入っていた友人が仕留めてしまったカンパチ。49cm、1.5kgありました。あぁ、私もこいつを探してずっと泳いでいたのにぃ。いやぁ、とにかくオメデトウ。

夕食の準備だけを早めに済ませて夕日を見た後に盆踊りに行きました。今日もしっかり「ジュッ」と音を立てて太陽は沈みました。

盆踊りは式根島にひとつだけあるお寺の境内で。出店で生ビールとフランクフルトを買い、夏のお祭りを眺めます。 そうこうしている間に民宿組も合流。 眺めるだけじゃなく参加している人たちも...。私は眺めるだけ。ダンスはうまく踊れないんです。

盆踊りの後はキャンプサイトに戻り、本日の獲物「カンパチ」を刺身で半身。アラを七輪で焼いていただきました。刺身のはらみの部分はもう少し時間を置いて食べた方がおいしいようです。 8/14 朝から雲ひとつない晴れ。昨日大物を捕った男は二匹目のドジョウいやカンパチを求めてすでに海に入っています。

こんなにいい天気なのに海岸にはライフセーバー、海中にはつきんぼ男しかいません。

戻ってきました。カンパチは無理でしたがいいサイズのブダイを持っています。初心者からのあるラインを突破したのでしょう。同じ海で何日か連続して潜るというのも魚や海の傾向がわかって勉強になります。

キャンプも終盤になり時間もゆったりと流れていきます。 うちではよく”天使”といいますが食べた後の洗い物とかを率先してくれる人たちがいると助かります。そういうのでちょっとした時間の余裕が出来るのです。「ありがとうね」

今日は民宿組も合流しての晩餐。 太平洋にいる台風10号の動きが怪しいので民宿組は帰る日を二日早めて明日帰ることにしました。かんぱち男も明日帰ってしまいます。

8/15 朝のうち晴れていたのもつかの間、帰りの船が出る頃には雨風が強くなり船を待つ人たちは随分濡れてしまいました。予定を早めて帰る人が多いため今日の船は超満員で帰っていきました。

明日にはもっと天気が崩れる予報なので船が来るかわかりません。 んー、でもたぶん来る。来るとしたら往復の往だけ停泊して帰ってしまう”着発”になる可能性があります。 今日のうちに荷物をまとめてしまいあとはテントと寝る道具だけにしてしまいました。 片づけが済んで温泉へいき夕食の買出しもしてきました。

夕方には西の空の雲が切れて夕日がのぞいていました。ん?もしかして回復傾向にあるのかな?前回の台風の例もありますからまだ安心はできません。

夕食は水場のバーベキュー施設のあたりでめずらしく焼肉です。 いっぱい呑んでいっぱい食べました。 水場は蚊に食われるなぁ。これまでの10日分以上をここでやられました。

8/16 降ってないじゃん!!大丈夫大丈夫!船は着くはず。大浦から見た海はそんなに荒れていません。

サルビアは神津島近くまで行ったものの停泊できず引き返してきました。式根島には早めに着き客を乗せるとすぐに出発してしまいます。防災新島経由で放送されるより早く島の方から携帯に早だし運航の連絡が入りました。 東海汽船事務所でチケットを買うと条件付きとのこと。船が港に付けられない可能性もあるということです。 波はうねりが強く堤防に停泊しようとするサルビアは大きく横に振れています。この波では船長によってはあきらめてしまう可能性も高いのですががんばって泊めてくれました。

20日までキャンプを続ける友人らに見送られ島を離れました。

揺れそうなので船が出てすぐに弁当を食べ酔い止めを飲んで寝てしまいます。気がついたら大島に着く頃でした。揺れも少なくなっています。 東京湾に入るとうねりも入っていないようです。

祭りの後の寂しさを感じつつ船は竹芝に着き、わたしたちの夏の式根島は終わりました。

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